ひなたひとりの時はあまり考えたことがなかった。
元々狭い家だし、綺麗とはとても言えない家だったし。
ひなたが来た時は、単身赴任でいなかったけど、夫は部屋の中で煙草を吸ったりしていたから、ひなたの行ける範囲を制限していた。
今の家に引っ越してきて初めて脱走防止扉を取り付けた。
何度も試行錯誤し今の形に落ち着いた。
本当は色々な人が作ったり購入したりしているような木で出来たお洒落な扉にしたかったが、大雑把な私にはちょっと荷が重くて諦めた。
しかし、今ではなかなかいいんやない?と、密かに思っている。
作り方は…
元々、家で使っていた突っ張りの物干し2つに100均で売っているワイヤーネットを取り付け、開閉する方のワイヤーネットにこれまた元々あった細めの突っ張り棒を取り付ける。
開閉する方の柱(突っ張り物干し)に太めの紐を取り付け、その先にフックを取り付けて出来上がり。
最初は扉だけで紐で開かないようにはしていなかったが、ひかげは人間のように手で扉を開けてしまう。
てか、ひかげはおそらく人間が入ってるから手で開けるなんて容易みたいだ。
ひかげとは知恵比べの日々なのだ。